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ラブレター第一章

「誤解してもらっては困ります。私が強制したわけではなく、すべては妻が望んだ
ことなんですから(笑い)」少し太り気味の男性―ここではマクガバン氏としてお
くーは言った。夫の傍らで恥ずかしそうにうつむくのは、ジェシカ(仮名・37歳)
である。ジェシカは30代後半だが、ベビーフェイスでまだ20代の前半にしか見え
ない。ほっそりとした体つき白い清楚なブラウスと紺のスーツに身を包んでいるが、
胸はそれなりのボリュームで、髪はプラチナブロンド。蒼く大きな眼が特徴の美人
だった。
 私はスワッピングや特殊マニア向けの会員制HPの取材記者だ。人には言えないよ
うな体験もずいぶんしてきた。しかし夫が妻のブラウスの上から張りのある乳房を
引きずり出し、マッサージを始めたのは驚いた。あやうく、コーヒーカップを落と
しそうになって、慌てていると、マクガバン氏は静かに話し始めた。「ジェシカは
この通り見かけは細身ですが、ココは結構ボリュームがありましてね。ところで
これをごらんください。妻が書いた
手紙というか妄想ですな。」そういって、彼は私の前に細かな字でぎっしり書かれ
た紙をさし出した。


親愛なる強姦犯さまへ:

~あなたが森の入り口のベンチで私が一人でいるのを見つけたら、お願いですから
挨拶をしたり普通の会話をしないでいきなり押し倒してください。お願いですから
優しくしないでください。 あなたが地面に落ちている枯れ枝でももっていただけれ
ば一番なのですが・・何も言私は今の私と同じように、完全に裸でいるでしょう。
名前など名乗るのはくれぐれもやめてください。私には関係ないし、むしろさえ知
りたくないのです~

途中まで読んですっかり動転した私がせっぱつまった声に驚いて顔をあげると、男が
笑っていった。
「驚かせて悪かったがこうされると、人前でも、平気でヨガリ声をあげるんですよ
(笑い)」夫はジェシカの乳首を、指でコリコリと転がしていた。まったく、トンで
もないオヤジだ。人前で、ここまで大胆に前戯を行うとは?いったい、どんな神経を
しているんだ!しかも、ジェシカは旦那に責められ、目をとろんとさせ、唇を半開き
にしている。こんなにカワイイ妻をいたぶり、見せつけなくてもいいだろうが!こち
らの、怒りが彼に透けて見えたのか、笑いながらつぶやいた。

「こっちはこっちで楽しんでますから、どうぞ先をお読みください。それは、妻が、
ジェシカが、未来のなんというか「恋人」にあてたラブレターなのですよ」
「ラブレター?レイピストに?」
私はともかく先を読んでみることにした。
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山々田花子

Author:山々田花子
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